古着コーデって、実は難しくない!でも、間違えると大惨事…
「古着に挑戦してみたいけど、なんだか難しそう…」
「全身古着だと、なんか変になりそうで不安…」
「そもそも何から始めたらいいのかわからない!」
そんなあなたの悩み、よくわかります。実際、2023年のファッションリユース市場規模は1兆1,500億円(前年比14%増)に達し、古着ブームは確実に広がっています。でも、だからこそ「みんながやっているなら、私も…」と思って飛び込んで、大失敗してしまう人も多いんです。
実は、古着コーデで失敗する人の9割は、同じような間違いをしています。逆に言えば、その間違いさえ避ければ、誰でも素敵な古着コーデができるということ。今日は、そのコツを包み隠さずお教えします!
絶対にやってはいけない!古着コーデの3つの致命的な間違い
まずは、多くの人がやってしまう「古着コーデのNG例」から見ていきましょう。あなたも、無意識にやってしまっているかもしれません。
NG例1:「全部古着」で固めてしまう
グランパコアなどの人気トレンドを見て「古着って、全身古着にするものでしょ?」と思い込んでいませんか?これが最大の間違い。
全身古着のコーデは、確かに上級者が着ればとても素敵です。でも、古着初心者には「一点だけ古着を入れれば、新品と古着の素材感のギャップが個性を生み出します」という方法がおすすめ。
実際、街で見かける「おしゃれだな」と思う古着コーデの人たちは、ほとんどが古着と新品をミックスしています。全身古着だと、どうしても「古着感」が強すぎて、初心者には扱いが難しくなってしまうんです。
NG例2:状態をよくチェックしないで購入
古着の魅力は価格の安さもありますが、だからといって状態を確認せずに買うのは大変危険です。
「汚れや傷み:特に、襟元や袖口、脇の下などは特にチェックが必要です。これらの部分は摩耗が早く、汚れが目立つことがあります」
せっかく素敵なデザインでも、汚れや傷みが目立つアイテムでは、どんなにコーデを頑張っても「だらしない」印象になってしまいます。古着だからこそ、状態のチェックは新品以上にしっかり行いましょう。
NG例3:手持ちの服との相性を考えない
「一目惚れした!」という気持ちで古着を買うのは素敵なことですが、家に帰って手持ちの服と合わせてみると「あれ?なんか変…」となることがよくあります。
古着を選ぶ際に、自分のワードローブとの相性を考えることも重要です。特に古着ファッションでは、色合いやデザインのバランスが求められます。自宅にある服と組み合わせやすいアイテムを見つければ、オシャレの幅が広がります
古着は個性的なアイテムが多いからこそ、普段のワードローブとの調和を考えることが重要なんです。
プロが実践する!古着ミックスコーデの7つの黄金ルール
それでは、本題の「失敗しない古着ミックスのコツ」をお教えします。これらのルールを守れば、古着初心者でも必ず素敵なコーデができますよ!
ルール1:「新品を軸」にして古着を1点プラス
古着を1点だけ取り入れるなど、古着と新品をMixさせるのが王道だ。とはいえ、新品と古着は、トレンドが異なる時代に生まれたもの。したがって、デザイン、質感、色合いなど、あらゆる点にズレがあり、ひとつにコーディネイトする際にバランスが取りにくい。そこでまず持っている新品のアイテムを軸に据えて、それに合う古着を考えていくのがおすすめ
まず、普段のお気に入りの服(新品)を選んで、そこに古着を1点だけプラスしてみましょう。例えば:
– 普段のTシャツ×ジーンズに「古着のカーディガン」をプラス
– お気に入りのワンピースに「古着のデニムジャケット」をプラス
– いつものパンツスタイルに「古着の柄シャツ」をプラス
これだけで、いつものコーデがぐっとおしゃれになります!
ルール2:色のトーンを合わせる
古着は個性的な色やデザインのものが多いので、全体のバランスが大切です。グレートーンでまとめると、コーディネートに統一感が出るというように、色のトーンを意識しましょう。
簡単な色合わせのコツ:
– モノトーン(白・黒・グレー)でまとめる
– アースカラー(ベージュ・ブラウン・カーキ)でまとめる
– 古着が派手な色なら、他は無地のシンプルアイテムにする
ルール3:サイズ感で「今っぽさ」をプラス
古着は、そのままのサイズで着ると「古臭く」見えることがあります。でも、サイズ感を工夫すれば一気に今っぽくなるんです。
古着の柄シャツはレトロな雰囲気のデザインが多いため、ジャストサイズを選んだゆえに野暮ったい印象になってしまったという方もいるかもしれません。柄シャツの場合はジャストサイズで着るよりも大きめのサイズ感で着た方が、今っぽい着こなしが叶います
サイズ感のポイント:
– シャツは少し大きめを選んで、ゆるっと着る
– アウターは肩幅を合わせて、袖は少し長めでもOK
– パンツはウエストが合えば、丈は調整可能
ルール4:素材の「質感ミックス」を楽しむ
新品と古着の最大の違いは「質感」です。この違いを活かすことで、コーデに深みが出ます。
質感ミックスの例:
– つるっとした新品のブラウス × 使い込まれたデニムジャケット
– 新品のニット × ヴィンテージのレザーバッグ
– 新品のワイドパンツ × 古着のバンドTシャツ
使い込んだ感があるヴィンテージアイテムは、手持ちの服にスッと馴染んでくれる魅力があります。だからこそ、全身のバランスは意識しています。全身ヴィンテージで固めることはほぼなくて、きれいめアイテムにヴィンテージで味付けするくらいが理想
ルール5:「主役」を決める
古着ミックスコーデでは、「主役」を1つ決めることが大切です。全部が主役だと、ごちゃごちゃした印象になってしまいます。
主役の決め方:
– 古着アイテムを主役にする場合:他は無地やシンプルなものに
– 新品アイテムを主役にする場合:古着は脇役として使う
– 小物を主役にする場合:全体をシンプルにまとめる
ルール6:シーンに合わせた「落とし所」を見つける
この春トレンドのテーラードジャケットにTシャツを合わせるコーディネートは今年1回はしておきたいところ。同系色のバンドTシャツを合わせることで落ち着いた印象に魅せます。古着コーディネートといえば大人気のブラックデニムを合わせて綺麗カジュアルにまとめるように、TPOに合わせた調整が必要です。
シーン別の調整方法:
– オフィス:古着は小物やインナーに留める
– カジュアル:古着をメインに、新品でバランスを取る
– デート:上品な古着(カーディガンやアクセサリー)を選ぶ
ルール7:「試着」は絶対に必要
古着の中には独特なシルエットやカッティングがされているものも多く、試着は必須です。自分がイメージしたコーディネートができるか、軽く動いてみて、実際に着た場合のフィット感を確認しましょう
古着は同じブランド・同じサイズでも、個体差があります。必ず試着をして、自分の体に合うかどうか確認しましょう。
初心者におすすめ!失敗しにくい古着アイテム7選
古着初心者の方には、まず「失敗しにくいアイテム」から挑戦することをおすすめします。以下のアイテムは、比較的コーディネートしやすく、古着の魅力を存分に楽しめますよ。
1. デニムジャケット(Gジャン)
どんなスタイルにも合わせやすく、古着屋に行って少しレトロなアイテムを中心に探してみると良い代表的アイテム。ワンピースにもパンツスタイルにもマッチします。
2. カーディガン
寒い時に羽織る一着として便利だし、インナーとしても使える、汎用性が高いアイテムがブラックカーディガンだ。清潔感もあり、スタイルを大人っぽく格上げできるのも大きな利点だろう
3. 無地のTシャツ
古着の無地Tシャツは、絶妙な色合いや質感が魅力。今年っぽいサイズ感でいうとタイトで短丈気味を選ぶのがおすすめです
4. チェックシャツ
古着の定番アイテム。羽織りとしても、腰に巻いてもおしゃれです。
5. ヴィンテージバッグ
コーデのアクセントになり、小物から古着に挑戦したい人におすすめ。
6. デニムパンツ
リーバイスなどのヴィンテージデニムも根強い人気があります。カジュアルなアイテムの代表格といえるデニムであれば、ヴィンテージファッション初心者でも取り入れやすい
7. ニットベスト
レイヤードスタイルが楽しめて、季節を問わず活躍するアイテムです。
実践編!シーン別古着ミックスコーデ例
ここからは、具体的なコーディネート例をシーン別にご紹介します。これらの例を参考に、あなたなりのアレンジを加えてみてくださいね。
オフィスカジュアル編
コーデ例1:「きちんと感×こなれ感」
– 新品の白いブラウス
– 新品の黒いパンツ
– 古着のベージュカーディガン
– 新品の黒いパンプス
ポイント:
ベーシックなオフィススタイルに、古着のカーディガンでこなれ感をプラス。色味を抑えることで、上品さをキープできます。
コーデ例2:「トラディショナル×モダン」
– 新品の膝丈スカート
– 新品の無地ニット
– 古着のテーラードジャケット
– 新品のローファー
カジュアルデート編
コーデ例1:「ガーリー×ヴィンテージ」
– 新品の花柄ワンピース
– 古着のデニムジャケット
– 新品の白いスニーカー
– 古着のかごバッグ
コーデ例2:「リラックス×おしゃれ」
– 古着のバンドTシャツ(少し大きめ)
– 新品の黒いスキニーパンツ
– 新品の白いスニーカー
– 古着のレザージャケット
休日カジュアル編
コーデ例1:「アメカジ×こなれ感」
– 古着のチェックシャツ(羽織り)
– 新品の白Tシャツ
– 新品のデニム
– 古着のスニーカー
コーデ例2:「レトロ×今っぽい」
– 古着のニットベスト
– 新品のロングスカート
– 新品のブーティー
– 古着のハンドバッグ
「レンタル」から始める古着チャレンジ!
「いきなり古着を買うのはちょっと…」という方には、まずファッションレンタルから始めてみるのもおすすめです。
実際に着てみて「古着ミックスって楽しい!」と感じてから、本格的に古着を購入すれば失敗も少なくなります。特に、様々なブランドの洋服を試せるサービスなら、古着との相性の良いアイテムも見つけやすいですよ。

プロのスタイリストに古着ミックスコーデのリクエストをしてみるのも、新しい発見があって面白いかもしれませんね。
古着の選び方:失敗しないチェックポイント
古着を実際に購入する際の、具体的なチェックポイントをまとめました。これらを確認すれば、失敗の確率をぐっと下げることができます。
状態チェックの5つのポイント
1. 汚れ・シミのチェック
– 襟元、袖口、脇下を重点的に
– 自然光の下で確認する
– 洗濯で落ちそうにない汚れは避ける
2. 生地の傷みチェック
– 薄くなっている部分はないか
– 毛玉や引っかけはないか
– 伸びきっている部分はないか
3. 縫製のチェック
– ボタンは全部ついているか
– ファスナーはスムーズに動くか
– ほつれている部分はないか
4. 臭いのチェック
– 取れそうにないカビ臭や汗臭はNG
– 洗濯で落ちそうな程度ならOK
5. サイズのチェック
– 必ず試着する
– 実際の着用シーンを想像して動いてみる
ブランド選びのコツ
人気ブランドの古着を選ぶのも、失敗しないためのコツといえます。人気ブランドが人気なのは、多くの人を惹きつける何かがあるからです。それがデザイン性なのか、機能性なのかはブランドによって異なりますが、大勢の人が気に入って着ているのは確か。人気なのでその分選択肢も多く、初心者にもおすすめです
初心者におすすめのブランド:
– ラルフローレン:上品で合わせやすい
– リーバイス:デニムの定番ブランド
– チャンピオン:スウェットアイテムが豊富
– ナイキ・アディダス:スポーティーなアイテム
– バーバリー:トレンチコートなどの上質アイテム
よくある質問:古着コーデのお悩み解決
Q1: 古着って衛生面で心配です…
A: 気持ちはとてもよくわかります!古着を購入したら、まず自宅で洗濯またはクリーニングに出すことをおすすめします。多くの古着店では既にクリーニング済みですが、安心のためにもう一度お手入れしましょう。
特にデリケートな素材の場合は、プロのクリーニング店に相談すると良いでしょう。
Q2: 古着ってどのくらいの予算で始められますか?
A: 古着の魅力の一つは、手頃な価格で始められることです。初心者の方なら、以下のような予算感で始められます:
– Tシャツ:1,000円〜3,000円
– シャツ:2,000円〜5,000円
– カーディガン:3,000円〜8,000円
– デニムジャケット:4,000円〜10,000円
まずは5,000円程度の予算で、1〜2アイテムから始めてみることをおすすめします。
Q3: オンラインで古着を買うのは危険ですか?
A: オンラインやアプリで古着を買うときは、試着できないことが最大の難点。自分のバスト・ウエスト・ヒップを㎝単位で把握、なおかつEU/US/UKなど国別の換算サイズをメモしておけば、悩む時間もぐっと短く。これにより「実際に着てみたらサイズが合わなかった!」という失敗がほぼゼロに
自分の正確なサイズを把握して、詳細な商品説明と写真をしっかり確認すれば、オンラインでも安心して購入できます。
Q4: 年齢的に古着は若すぎませんか?
A: そんなことはありません!古着は年齢を問わず楽しめるファッションです。選ぶアイテムや着こなし方を工夫すれば、どの年代でも素敵に着こなせます。
年代別のコツ:
– 20代:トレンドを意識した古着ミックス
– 30代:上品な古着アイテムを選んで大人っぽく
– 40代:質の良いヴィンテージアイテムでこなれ感を演出
古着コーデで差をつけるワンランク上のテクニック
基本をマスターしたら、次はワンランク上のテクニックに挑戦してみましょう。これらのテクニックを使えば、周りと差のつくおしゃれが楽しめますよ。
レイヤード(重ね着)の魅力
古着アイテムは、レイヤードスタイルととても相性が良いんです。例えば:
– タンクトップ × 古着のシャツ × カーディガン
– ロングTシャツ × 古着のベスト × デニムジャケット
– ワンピース × 古着のニット × コート
アウトドアアイテムの特性上、無駄になる装飾は無く機能的な素材が取り入れられることで必然的にミニマルで少しモードな雰囲気になり、層を重ねることで奥行きのあるスタイルが完成します。
小物使いで差をつける
古着の小物は、コーディネートのアクセントとして非常に効果的です:
– ヴィンテージのスカーフを首元に
– 古着のベルトでウエストマーク
– レトロなバッグで個性をプラス
– ヴィンテージアクセサリーで上級者感を演出
季節感の取り入れ方
グランパコアは2024年のファッション界で注目されるトレンドで、レトロなアイテムと現代的なデザインを融合させたスタイルです。オーバーサイズのシルエットやカラフルな色使いが特徴で、個性的な表現と持続可能性を両立することができます
季節に合わせて古着アイテムを選ぶことで、より自然で洗練されたコーデになります。
春夏におすすめ:
– リネンシャツ
– デニムジャケット
– かごバッグ
– ヴィンテージサンダル
秋冬におすすめ:
– ニットカーディガン
– ウールコート
– レザーブーツ
– ヴィンテージマフラー
失敗から学ぶ:私の古着コーデ体験談
最後に、私自身の古着コーデでの失敗談と成功談をシェアさせていただきますね。これを読んで、「あ、そういうことってあるある!」と共感していただければと思います。
失敗談:全身古着で「コスプレ」状態に
古着を始めたばかりの頃、「古着コーデってこういうものでしょ?」と思い込んで、全身を70年代風のアイテムで固めたことがありました。本人は満足していたのですが、友人に「コスプレみたい」と言われてショック…。
この経験から学んだのは、「古着は現代のファッションに溶け込ませることが大切」ということ。全身古着ではなく、現代的なアイテムと組み合わせることで、自然でおしゃれなスタイルになることがわかりました。
成功談:お気に入りのカーディガンとの出会い
あるとき、古着屋で見つけた薄手のカシミヤカーディガン。色は少し褪せていましたが、その絶妙な色合いと上質な肌触りに一目惚れ。価格も新品の10分の1程度でした。
このカーディガンを、いつものジーンズ×白Tシャツの組み合わせに羽織っただけで、一気に上品で洗練された印象に。今でも私のワードローブの主力アイテムです。
この経験から、「古着の魅力は、新品では出せない独特の風合いと、手頃な価格で上質なアイテムが手に入ること」だと実感しました。
持続可能なファッションとしての古着の価値
最後に、古着の持つもう一つの大きな価値についてもお話しします。それは「持続可能性」です。
環境への配慮や持続可能な消費への意識が高まる中、古着は現代のファッションシーンにおいて新たな価値観を提示しています
ファストファッションによる環境負荷が問題視される中、古着を選ぶことは:
– 廃棄物の削減
– 新たな生産エネルギーの節約
– 資源の有効活用
– 循環型社会への貢献
といった意味でも非常に価値のある選択なんです。
現在は世界中の誰もがヴィンテージバイヤー、そしてヴィンテージセラーになっているという状況の中で、私たち一人ひとりが賢い消費者として、おしゃれを楽しみながら地球環境にも貢献できるのは素晴らしいことですね。
まとめ:古着コーデで「あなたらしさ」を見つけよう
いかがでしたか?古着コーデって、実は思っているより簡単で、そして思っているより奥深いものなんです。
今日お伝えした7つのルールをもう一度おさらいすると:
1. 「新品を軸」にして古着を1点プラス
2. 色のトーンを合わせる
3. サイズ感で「今っぽさ」をプラス
4. 素材の「質感ミックス」を楽しむ
5. 「主役」を決める
6. シーンに合わせた「落とし所」を見つける
7. 「試着」は絶対に必要
これらのルールを守りつつ、まずは失敗しにくいアイテムから挑戦してみてください。
古着コーデの最大の魅力は、「人とかぶることがないため、着用するだけで個性やこなれ感を演出できます」ということ。あなただけの「とっておきの一着」との出会いが、きっと毎日のおしゃれをより楽しいものにしてくれるはずです。
最初は失敗を恐れず、「楽しむ」ことを第一に考えて挑戦してみてくださいね。古着の世界は、きっとあなたに新しい発見と、今まで知らなかった「あなたらしさ」を教えてくれることでしょう。
今度古着屋さんに行くのが楽しみになってきませんか?あなたの古着コーデライフが、より充実したものになることを心から願っています!

古着コーデに自信がつくまでは、プロのスタイリストの力を借りるのも一つの方法。様々なテイストの服を試すことで、あなたに似合う古着の傾向もつかめてきますよ。
P.S. この記事が少しでもあなたの古着コーデの参考になったら嬉しいです。みなさんの素敵な古着コーデ、ぜひSNSでシェアしてくださいね!
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